*マイケル・ヴァイカート後援会事務所*
HELLOWEENほどアルバムごとにバンドロゴが変わる(違う)バンドも珍しいのではないか?
全てのバンドの全てのアルバムを見たわけではもちろんないが、改めて見直しても、他のバンドは
あまり変化がない。BLIND GUARDIAN、GAMMA RAY 、EDGUYもSONATA も・・・皆そうだ。
もっともGAMMA RAYのロゴの色は「Somewhere Out In Space」は黄色で「Powerplant」は紫色よ。
しかしあのロゴになってからはロゴ自体変わっちゃいない。
んなワケで・・・いってみよう!HELLOWEENロゴ変遷。
【 基本タイプ 】
*その1
「Walls Of Jericho」 「Keeper Of The Seven Keys Pt.1」
実はメインであるロゴは、後述の「その2」である。この「その1」はメインに至る途上版とも言えるかもしれない。
アルファベットの奥行きが何だか深い。「Keeper Of The Seven Keys Pt.1」のほうは、
左側「HEELL」と右側「WEEN」の奥行きが同方向なため、パースが狂って見える。
「Walls Of Jericho」のほうは、これが修正されている。ていうか順序が逆や。修正ちゃう、改悪や。(T_T)
下にその2で「Keeper 2」のロゴがあるが、「Keeper 1&2(完全版)」はこちらを使用している。
当時くらいだとこういう奥行き感がヘビメタだったのかもしれん。「O」の妙な立体感も含め、
ダサいっちゃあダサい。
*その2
「Helloween」 「Chameleon」
「The Time Of The Oath」 「I Can (Single)」
「High Live」 「I Want Out Live」
「Keeper Of The Sevenkeys Pt.2」
基本的にその1と同種で・・・って、当たり前か、同じバンドやし。その1に比べて奥行きが減って、よりデザイン化されている。
「O」のかぼちゃは平坦になり、気持ち悪さが減退したがダサさは健在。
文字は、「Keeper」は若干浮き彫りチックで「I Can」はわずかにずらしてある。青いロゴって珍しいかも。
「Keeper」と「I Want Out Live」の「O」は地球かしら?真ん中の「O」をいじるのは定番アレンジだが、
「High Live」はかぼちゃが充血している。
見ようによっては往年の覆面レスラー、ザ・デストロイヤーのようである。「Helloween」にいたっては、スイカですか!?
さらには「Chameleon」は色も真っ黒で覇気がなく、遠巻きにホーム○スを見るような、なんだか気の毒な印象。
バンドの状態を暗示している様で興味深い。
さんざん言っているが、このタイプの使用期間が一番長い。
*その3
「Metal Juke Box」
「Singles(US版)」
「Rabbit Don't Come Easy(Live告知)」
厳密に言うと上2つと3番目は別物。
アルバムで言うと「Better Than Raw」と「Rabbit Don't come easy」のタイプ。アルファベットがべた塗りでなくなり、おおむね薄く
厚みが付いた。その2の「Keeper 2」の発展版的な趣。最大の特徴は、「O」に当たるかぼちゃが劇画調になったこと。
同じ劇画調でもよく見ると、「Metal Juke Box」のほう(「Better Than Raw」も同タイプ)が知能が低いというか野蛮な感じがする。
切れ長の目も切れ込み過ぎだし、かぼちゃのヘタもコイツだけ右に曲がっている。
US版などは、光子力ビームを発射しそうである。
オレは、かぼちゃのツラが最も男前な、「Rabbit Don't Come Easy」が一番好きである。
車のリアハッチにも貼ってあるしね♪
*その4
「Light The Universe (Single)」
「Keeper Of The Seven Keys -The Legacy -」
「Hellish Rock告知」
「Keeper Of The Seven Keys - The Legacy -」から使用されている、CGを使ったタイプ。基本的にはその2やその3とも
変わりがないが、(同じバンドやからね)アルファベットがシャープになり、なんといってもかぼちゃがとてもすっきりしている。
風呂上り?散髪した?という感じである。「Light The Universe」はやや顎があがっており、
何だか悪ふざけをしているように見えるのはオレだけか?。
【 特殊なタイプ 】
「The Dark Ride」
こ、これは事件でしょうか!?なんとかぼちゃがいない!「O」がただのアルファベットのOでしかない。
「Pink Bubbles Go Ape」の「O」ですら目玉焼きみたいなマークだったのに。文字自体もアルバム・・・というか
時代を反映してか荒々しくハードなものになっている。これはこれでいいのだが、その後に出たのがコレ
「Pumpkin Video (DVD) 」
罪滅ぼしか??ジャケットのセンターには「The Dark Ride」と同じく惑星と化したかぼちゃが
鎮座しているが、ロゴの「O」は、その縮小版。つまりジャケット内におなじ顔が鏡餅よろしく重なっているワケだ。
なんか味気が今一で、とってつけた様なスメルがプンプン漂う。「The Dark Ride」の新版もこれだよね。
旧版の怨霊フォントのような文字が潔く見える。そして・・・
「Pink Bubbles Go Ape」
うわさの「Pink Bubbles Go Ape」がコレ。「O」が5円玉みたいになっている。ましてこのロゴ、全体のフォルムが
決定的に別物である。ロゴ左端Hの左下端から右端Nの右下端までが、同一のアールでつながっている。
他のどのロゴを見ても、「H」「E」「LL」「WE」「E」「N」と、段階的というか立体感があるのに、こいつ一直線なのである。
イヤ、一曲線と言うべきか?
おかしくはないのだが、何か後の方であらぬ意思が動いていそうでちょっとヤな感じがする。
ちなみにアルバム裏ジャケは、目に目玉焼きを貼り付けた3人の男がかぼちゃを見おろしている写真。
脱かぼちゃを画策している工作員に違いない。
「Master Of The Rings」
「Pumpkin Box」
その2の派生形であろう「Master Of The Rings」と、その赤バージョン「Pumpkin Box」
「Master of The Rings」のほうは、派手な銀メッキともいうべき仕様で、新生HELLOWEENをアピールしたい想いがヒシヒシと
伝わってくる。SevenkeysのKeeperがRingsのMasterとなって帰ってくるのだから、気合も入ろうというものだ。曲のほうも、
「Sole Survivor」の悶絶度が・・・って、レビューではない。ロゴだ。肝心のロゴはというと、水たまり感に満ちている。
表面張力で揺らいでいるようにもみえるが、何度見てもかぼちゃが溺れているように見えてしかたがない。
左右の目の形が違うし。
Boxはその赤バージョン。
先日心斎橋でかぼちゃに合った時に聞いてみると、「溺死せぬように息を止めていた」と告白してくれた。
「The Best・The Rest・The Rare」
さぼてんである。何でかと考えてもしょうがない。ジャケイラストも極悪で、
真ん中に拳銃を構えたかぼちゃ、左下にギターを弾くかぼちゃ、右下にはぐにゃぐにゃのかぼちゃ
と意味不明である。Keeperの連作で世を席巻したバンドのベストアルバムとはとうてい思えん。
これがなければトビアスも「Rocket Ride」にあんなジャケットを採用しなかったのではないか?
←問題のジャケ
「Dr.Stein (Single)」
これもある意味問題作かもしれん。真ん中にいる汚いのがかぼちゃだとは思いたくない。「H」の左縦棒に
Dr.Steinらしき顔が見えるから、あれは博士がつくったモンスターか、さもなくばバイキンマンかもしれない。
あっ!ケツのデカいアシスタントだったりして!
「Keeper of The Seven Keys Pt.2 - Expanded Edition」
これはその3のバージョン違い。Expanded Editonのシリーズですね。金よりもプラチナに近いきらめきはかなり美しいと思う。
ロゴそのものは美しいのだが、なんでもかんでも貼り付けるのはいかがなものか。「Jericho」や「Keeper」の
Expandedジャケットはまだ許せるとしても、「Better Than Raw」にコレはないわ。オリジナルのよさが著しく損なわれるので、
シリーズ全体には疑問符。単品ロゴは美しいぞ!
「Treasure Chest」
これもその3。こっちは宝箱のプレートゆえ、真鍮でしょう。しかしExpandedといい、コレといい、なんでかぼちゃがコイツかなぁ?
「Live In U.K.」
最後は「Live In U.K.」というか、「I Want Out -Live」というか、「Keepers Live」。ロゴじゃなくなってます。ただ、かぼちゃの顔が愛らしく、溺れかけの「Master」や、意気消沈した「Chameleon」とは比べ物にならないくらいに印象がいい。だから何か許せるなぁ。
以上、25種をいぢってみました。オレベストは「Rabbit Don't Come Easy」、最悪(に好き)なのは「Dr. Stein」
まだ見ぬかぼちゃも多かろうと思われるので、明日からかぼちゃ探しの旅に出ます。